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リタイアおやじ

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(177)日本振興銀の破綻とペイオフに思う

初めて「ペイオフ」が適用される。
預金1000万円とその利息分が保障されるということで、
それ以上の預金が有れば悪くすればカットされるということ。
今回の場合では、預金の一部がカットされる預金者は
全体の3%にとどまると予想されている。

 わが国では、銀行が破綻に追い込まれると判断されたとき,
殆どが国の支援で他金融機関との合併救済か、一時国有化で対応してきていた。

今回初めて「ペイオフ」が適用された。
それは、この日本振興銀が、一般の市中銀行の経営形態ではなく
「中小企業支援」を目的に設立され、
振り込みなどの業務を行っていなかったことに一つのポイントがある。

 そして、他金融機関への影響も少ないと予測され、
預金者に対しても負担をかけないと考えられた。
しかし、時代は「銀行取引は、自己責任で行うもの」と
いうようになったことを裏づけている。証券取引と同じである。

 今後は、銀行の破綻も増加するだろうという政府の”読み”警告が含まれている。
2004年に元金融相の竹中平蔵氏のブレ-ンだった
日銀出身の木村 剛氏によって設立された。

「高金利で預金を集め、有望な中小企業を支援する」という経営モデル、
市中銀行の数倍の金利をつけて資金を集め、
これまた高めの金利で貸し付けを行うという形態は、
当初から難しい、無理ではないかと、私は思っていた。

資金は集まっても、高い金利の貸し付けは中小企業の体力を圧迫する。
結果、不良債権が増える。加えて、木村会長の「大手銀を抜く」という理念は、
経営手法を、拡大路線に追いやり、無理な、違法な方向へと導いたと思われる、
そして検査忌避による銀行法違反で逮捕となり破綻への道を走り始めた。

 これは、金融庁顧問まで務めた木村 剛氏の”真に市民感覚の知らなさと
傲慢さのなせる業”とでもいえるものである。
銀行の経営とは、そんなに簡単ではない。新東京銀行といい、
今回の日本振興銀といい、経営理念だけでは、難しいということだろう。
監督する「金融庁」の責任、竹中元大臣の責任も見逃すことは
できないのではないのだろうか。

 いつも割を食うのは、一般市民なのだから・・・

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