6月1日、米連邦破産法11章(日本の民事再生法に当たる)の
適用を受け、一時国有化される。
債権者の5割強がGMの提案した、債権の9割をカットし
、新GM株の25%を保有する権利を与えるというもの、
これを了承した形だ。アメリカ政府は72%の株を保有し支援する。
オバマ大統領「本当は関与したくなかった、
関与しなければ米経済の極めて重要な巨大企業の解体を
見ることになってしまう」と述べ、国民の理解を求めた。
新生GMは、販売台数、30%減の600万台、
労働者数も6万2000人から4万人に、
主要ブランドも10から4つに削減する。
かってアメリカの象徴的企業であり、
アメリカの強さのシンボルであった”車とGM”ついに破綻した。
国の全面的支援を得て、5年ぐらいで再建させたい
オバマ大統領、果たして出来るのか?
社員はじめ取引先、ディ−ラ−、株主は総じて
経営陣の責任を訴える、「時代に乗り遅れた」と
「小型車やハイブリッドなど売れる車を作らなかった」と。
しかし、本当にそうだろうか、
企業の足を引っ張ったのは、GMの役員、従業員の賃金の高さであり、
年金、医療費、はじめ(退職者も含む)保障のコスト高という、
ビッグ企業が永年にわたり積み上げてきた経営の”アカ”(おごり)で
あったのであろう。
”ジュネス(寛大な)モ−タ−ズ”と揶揄された、
福利厚生の拡大など、経営者だけでなく、
従業員も取引先も株主も同罪であると思う。
企業の30年説が、かって言われたことがあるが、
(GMは100年)いかなるエクセレント・カンパニ−も
常に時代を読む新しい感覚と企業経営の厳しい見直しを図る
体質を持たないと企業は衰退する。
積み上げてきた強固な組織も伝統も、
数年のミスリ−ドで崩れ去ってしまうという現実を我々は見たのだ。
さて、オバマ、国を挙げてのGM復活劇、
どのような手を打つのか・・・
日経新聞(6月1日)「経営の視点」(中山淳史編集委員)に
面白い記事を見た。
GM後を見据えた米政権、動きを追うと3つの”R”が浮かび上がるというもの。
1)工程を組んだ大統領直属チ−ムのライトナ−主席顧問、
ワゴナ−前会長の退任を迫り、法的整理を訴えた
2)レギュレ−ション
日欧並に厳しい燃費規制を前倒しで導入すると発表
3)駐日大使にル−ス氏(シリコンバレ−の有力な弁護士)指名
この三つ目が特に面白い、日本車メ−カ−関係者は
「日本の技術に注目した興味深い人事」と分析する。
リチュウムイオン電池、ハイブリッド技術、など
21世紀の車環境をキャッチアップする施策ではないかと。
いずれにしても、アメリカを代表する大企業の
復活にかける並々ならぬ意思に注目したい。
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テーマ : 株式投資 - ジャンル : 株式・投資・マネー
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