トヨタ自動車が2009年3月期の連結決算を発表した。
本業の儲けを示す営業利益が前期比74%減の6000億円になると見通した。
5月時点では、1兆6000億円としていたので、1兆円の下ブレである。
如何に世界的な、景気悪化で新車販売が停滞するかを表したものといえる。
かって、ソニ-、ショックが有り株価を大きく下落させた。
今回のトヨタは、アメリカ発の金融危機による世界各国の景気悪化の影響で
売り上げを減少させたものである。
特に北米での新車販売が大きく下落した事が響いている。
しかし、かってのソニ-と異なり、
自らの企業体質や製品などの不振から来る業績悪化ではない。
とは言うものの、在庫は積みあがり、ラインは止まる、
その為に期間従業員や派遣社員のカット、
さらなるコスト削減への取り組みが図られる。
トヨタ始め多くの我が国輸出企業は米欧中心の貿易で日本経済を牽引してきたが、
現状を見ると数年期待できないところまで来てしまった。
国内もしばらくは低成長が続くだろう。
しかし、技術力の高さと、長い苦難の道を歩み、
企業の体質を改善してきた日本企業、今後は中国はじめ
比較的危機の影響を限定的にしか受けていないアジア近隣諸国に対し、
積極的な交易の道を広めていく必要があるだろう。
アメリカ、オバマ新大統領に大いに期待もしたい、そして、我が麻生首相にも。
しかし、頼ってばかりもいられない、歴史が示すとおり、経済人、
実業界のトップの強いリ-ダ-シップこそが我が国を守ってきたのだと、
私は思っている。
上場企業の業績悪化が明らかだ。
2009年3月期の連結営業利益は前期比26%マイナスと報じられた。
この極めて厳しい現実の中でも、個人株主は”買い”に転じている。
10月の買い越し額は約1兆円、企業の回復、力強さを多くの人が信じている証だろう。
小生も希望を持って回復を待とう。
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