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リタイアおやじ

Author:リタイアおやじ
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156.トヨタの挫折

トヨタ自動車、今最大のピンチを迎えている。
ホンダと並び、常に日本の自動車業界を牽引してきたトヨタ、
「カンバン方式」に始まる徹底した効率化、
画期的な生産ラインの改善などで業績を伸ばし、
得た収益を研究開発費に潤沢に投入し、
”ハイブリッド”や”電気自動車”分野の先端技術を磨いてきた。
そして、世界に「プリウス」で勝負に出た。

 国内の需要よりも海外、特にアメリカへの輸出、
または現地生産で稼ぐ現状の姿は、
永い苦難の道と努力の積み上げでなされたものである。

当然日本からの完成品輸出のみならず、現地の協力を得て、
部品の供給や工場進出についても多くの支援を得て、
今日の形ができてきたもの、現地スタッフの数も相当なものだろう。
そして、作り上げた「信頼のトヨタ」ブランドであった。

 今、問題になっている”フロアマット”や”ブレ-キ部品”は
現地メ-カ-での製品だったとはいえ、
テスト、テストを重ね、検討も十分にした上での採用だったはずだと思う、
極めて厳しいトヨタの生産システムが、
”業績を追い求める”故の甘い体制に”変貌”していたとは思いたくない。
しかし、何か少しづつ変化していたのだろう。

 現、豊田章男社長にトップが替わったのは昨年であろうか、
それまでは本流でない人達が、確か3代に亘り社長を務めてきた、
時代の進歩、変化と共に常に先行し、
真にトヨタが伸びたのはこの時代ではなかったか。

そして、現在また大きな変化の時代に入った、
ガソリンから電気の時代でありエコ,環境の時代である。

 本家、豊田へトップの座が帰り、
この新しい時代を次の発展期にするべく、走りだした矢先の失態である。
どこかに安心感、や甘さがなかったか、
なにか、鳩山由紀夫首相の”ぼんぼんのイメ-ジ”と
豊田章男社長が重なってしまう、小生だけであろうか。

今回のリコ-ル発表、決断の遅れがアメリカでの批判を呼んでいる。
日本国内での「プリウスのブレ-キ」の問題も
運転者の感覚の問題だとして、不具合ではないと、
当初発表した、そして、その後”リコ-ル”である。

判断が甘いのである。業界トップゆえの”驕り”,
技術のトヨタの名声、「通常改善」や「サ-ビス、キャンペ-ン」レベルで
乗り切れると見た”甘さ”、トヨタの常識が一般との感覚のずれ、
業界トップゆえに迅速なそして、責任ある決断が必要だったと思う。

 人の命を預かる車のメ-カ-、
なにを置いても「安全、安心」の心構えが肝心である。
早期のトヨタの復活を願うのみである。

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